VAKモデル(視覚:V・聴覚:A・体感覚:K)を広告に取り入れよう!
2018年04月10日
みえこさん
もしもっちゃんは?
みえこさん
「イチキュッパ」とか「サンキュッパ」とか音聞いたら惹かれるもんな
みえこさん
V(視覚)かと思ってたわ…
VAKモデル(視覚:V・聴覚:A・体感覚:K)とは?
目次
先日、全米NLP協会公認トレーナーである、やましたてつ先生が弊社に来られて、私たち購買心理研究所のメンバーもセミナーを受講しました。
NLPとは、心理学と言語学の観点から新しく体系化された人間心理とコミュニケーションに関する学問のことで、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の頭文字から名付けられています。
その際に人間の感じ方は「VAKモデル」で大きく分けて3つに分けられるという、お話があり、3タイプそれぞれにアピールすることを意識して広告を作ると共感して貰えやすいとのことだったので、「VAKモデル」をどう活用したら良いのか考えてみました。
まずは、VAKそれぞれの特徴を説明していきたいと思います。
V(視覚)優位な方の特徴
V(視覚)優位な方は「見える」「明るい」「ビジョン」など、視覚に関係している表現を使う傾向があります。
- 見た目・形・色を大事にする
- 出来事を絵で記憶する
- 頭に浮かんだイメージを言葉に変換して話をする
- イメージを身振り・手振りなど、ボディランゲージで説明することが多い
- 図やイラストにまとめるのが上手い
A(聴覚)優位な方の特徴
A(聴覚)優位な方は「聞こえる」「響く」「リズム」など、聴覚に関係している表現を使う傾向があります。
- BGMが流れていると気になって集中できない
- 外国語学習能力や音楽学習能力が高い
- テープやCDなど、耳から入る情報を記憶しやすい
- 歌詞やフレーズを覚えるのが得意
- 擬音語や擬態語を使って表現することが多い
K(体感覚)優位な方の特徴
K(体感覚)優位な方は「感じる」「触れる」「つながる」など、体感覚に関係している表現を使う傾向があります。
- 感触の心地よさを重視するので、肌触りが良い物が好き
- 話し相手と触れられる距離に近付きたがる
- スキンシップでコミュニケーションをはかる
- 臭い・味に敏感だ
- 物に実際に触って確かめたがる
VAKモデルを効果的に広告に取り入れるヒント
「V(視覚)優位な人向け」、「A(聴覚)優位な人向け」、「K(体感覚)優位な人向け」、と分けて広告を作成するのではなく、すべてのタイプに向けてアピールするのがポイントです。
というのも、それぞれのタイプは一定数いますし、「VとAが優位」というように混合型のタイプもいるので、タイプを絞らず万遍なくアピールすることで、どのタイプにも訴えることができるからです。
以前、実演販売で1日1億8000万円も売り上げるプロフェッショナルの方がテレビで言った販売のコツなのですが、
例えば、汚れが落ちるスポンジを店頭で実演販売しようとする時は、
- 汚れたフライパンがあっという間にキレイになる様子を目で見せる
- 実際にスポンジを渡して、「ふわふわでしょ?」と触感を確かめさせる
- 愛用者や体験者の声を聞かせる
というように、「目」「触感」「耳」に訴えるように意識しているそうです。
また、自動車のディーラーのトップセールスマンがお客さんに試乗して貰う時に
- エンジン音や走行音を聞かせて「静かでしょ?」とアピール
- 車の色や形を見せて「キレイな色」や「ラインがカッコイイ」と見た目を推す
- シートの座り心地やハンドルの重さ・軽さを体感してもらう
ということに気を付けて、VAK全ての感覚にアピールするようにしているそうです。
他にもVAKを意識すると
- 図・イラスト・写真などわかりやすいグラフィックを使う
- Before(使用前)→After(使用後)の比較写真を使う
- 擬音語や擬態語など耳に残りやすいフレーズを使う
(例:肉汁がジュワ~ッと広がる) - 動画を取り入れて、音や声を聞かせる
- 触り心地・味・香りをイメージさせる
(例:「ふわふわ」「サラサラ」「なめらか」「もちもち」「カカオの濃厚な香り」「柑橘系の清涼感」など) - 試着・試乗・試飲・試食など、実際に触って試してもらう機会を作る
という手法があげられるのではないでしょうか。
VAKを意識して、広告に取り入れてみてはいかがでしょうか?