「●●%OFF」と「●●円引き」どっちがお得に感じる!?数字マジックの不思議
2018年04月16日

みえこさん
「今だけお得!200ml増量」
「特売セール!258円!」
って、二種類の商品が山積みになってたんですけどね~
みえこさん
「258円!?いつもより20円安い!」
って思ったんですけど
みえこさん
ってなって、たかが数円差のために、スマホを取り出し100mlあたり何円なのか計算するハメになったんですよ…
こないだ、アウトレットで50%オフの商品が、そこからさらに30%オフ!ってなってたから80%オフかと思って安い!!と思ったけど…
みえこさん
50%+30%で、80%オフちゃうんですか?
後でレシート見たら65%オフやってん…
みえこさん
…それは気付かずに買っちゃいますね。
消費者の購買欲を刺激する「数字マジック」
みなさんもこんな風に数字マジックに翻弄された経験ありませんか?
所長のアウトレット事件の話ですが、簡単に解説するとこういうことです。
10000円の商品だとすると、50%オフで5000円。
5000円になったところから30%オフにすると3500円。
もとの値段から考えると65%オフにしかなっていません。
10000円の80%オフの2000円にはならないってことです。
冷静に考えて計算すれば「ああ、そういうことか」となりますが
セール中だったりして気分が盛り上がっていたりすると
「え?80%オフになるの!?安い!!」と
うっかり買ってしまいそうですよね…。
数字を使うと効果的にアピールできる理由
広告にのせられて買っちゃう時ってだいたい
「数字」が効果的に使われています。
・数字を出すことで具体的にアピールできる
例)省エネで年間10,800円の電気料金の節約
※「省エネです!」というだけより、具体性がある
・数字があると信用度が高くなる
例)卒業生5107人のうち98.6%が第一志望校に合格!
※「たくさんの方が合格」というより信憑性がある
・数字が大きいと錯覚させられる
例)ビタミンC2000mg配合
※「2g」というより多く配合されてそうに錯覚する
というような効果があるので、
広告に数字を使っているんですね~。
(逆に言うと、数字に騙されるな!ということにもなります。
数字を強調したいがために、グラフの目盛りが操作されてた…
なんてこともあるので注意しましょう!)
数字を使ったキャッチコピーの事例
では、どんな風に使ったらいいかキャッチコピーをいくつか考えてみました。
- 期間限定!初回体験20%オフから、さらに10%オフ!
- 体験した5107人のうち98.6%が効果を実感!
- 痛み止めの薬と湿布がやめられて、年間1万800円の節約!
- 10年間3650日以上悩み続けた腰痛が、たった10回の通院で改善!
- ダイエット成功者、延べ300人で合計2038kgの減量!
とか・・・
色々使えそうですね。
ぜひ、数字を効果的に取り入れてみてくださいね!
「●●%OFF」と「●●円引き」どっちがお得に感じるか?の答え
ところで、「●●%OFF」と「●●円引き」どっちがお得に感じるか?という疑問の答え
気になりますよね?
経済学者のマッテオ・モッテルリーニ教授によると
- 一流ブランド品や高級品は「●●%OFF」
- ノンブランドや定額品の場合は「●●円引き」
が効果的だとしています。
ご自分の売っている商品のカテゴリーに合わせて、効果的に使ってみてください!
※参考書籍:
マッテオ・モッテルリーニ著 経済は感情で動く:はじめての行動経済学
マッテオ・モッテルリーニ著 世界は感情で動く:行動経済学からみる脳のトラップ